- 第1試合 荒本一成 VS ナンディンエルデン
- 第2試合 加納陸 VS オラスクアガ
- 中止 田中恒成 VS ジョナタン・ロドリゲス
- 第3試合 ジョナサン・ロドリゲス VS 那須川天心
- 第4試合 中谷潤人 VS アストロラビオ
第2試合 ”三田から世界へ” 加納陸 VS ”princesa” オラスクアガ
WBO世界フライ級王座決定戦 12回戦
3R TKO 左フック
●加納陸
○オラスクアガ
いつもニコニコ笑顔で登場のオラスクアガ選手が真剣な表情で入場。
加納選手もオラスクアガ選手も2回目の世界戦です。
お互い挑戦者で敗れ、今回はジェシー・ロドリゲスが返上した座をかけての決定戦。
1R前半は加納選手が積極的に手を出して、オラスクアガ選手は様子見…かと思えば、1R中盤以降からはオラスクアガ選手も返していき一気に形勢が逆転しました。
オラスクアガ選手のパンチの思い切りの良さは非常に魅力的ですね。
パンチのスピード・パワー・多彩さ・正確性、どれをとってもオラスクアガ選手が上回っていて加納選手はガードしても崩されていました。
あれだけブンブン振って体勢が崩れないオラスクアガ選手はスゴイです。
ちょっと力の差があり、どうしようもないな…という感じでしたが、やはり世界に行く人間は違います。
いいパンチをもらっても、ガードを崩されても、加納選手は前に出続けました。
相打ち覚悟でパンチを返し、何発かいいパンチを当てていました。
最後のフィニッシュはオラスクアガ選手の右フック→左フックでした。
右フックが加納選手の右腕のガードに当たり、ガラ空きになったところに左フック…。
少し不運でした。
加納選手は18歳という若さで1度目の世界戦を経験しています。
そして今回26歳で2度目の世界戦です。
カムバックするのに8年かかっています。
関東圏の大きなジムではなく、移籍することもなく、兵庫県三田市の大成ボクシングジムという地方ジムでここまでのし上がってきました。
プロモーション・資金・コネクションがある大手ジムに比べると、地方ジムからチャンピオンになるのはチャンスも少なく難しい世界です。
大成ボクシングジムは ”三田から世界へ” と銘打ってボクシング興行を行っています。
まだ加納選手は26歳です。いつか必ず世界チャンピオンになると信じています。
そういえば拳四朗選手がフライ転級を発表しましたね!
オラスクアガ選手との再戦もあり得るでしょう、ユーリ阿久井選手も京口選手もいます。
京口選手に勝ったビンス・パラスもいます。
フライ級がこれから非常に面白くなりそうです。
この試合で気になったことが1点、
オラスクアガ選手の入場曲がオジーオズボーンの「クレイジートレイン」で、おっ!カッコイイ!となりましました。
ただ、ただ、、、リングインするの早くない?入場短くない?
もうちょっと聴かせてよ…盛り上がるタイミングでリングインしてよ…
ちなみに、加納選手のお姉さんはグラビアアイドルです。