WBO世界バンタム級タイトルマッチ
武居由樹 VS 比嘉大吾
いよいよ待望の、ファン垂涎の、日本人同士によるビッグファイトが組まれました。
これだけ話題性・ネームバリューのある日本人選手同士の試合は久しぶりではないでしょうか。
試合考察
まず2人の特徴を見ていきます。
武居由樹 WBO世界バンタム級チャンピオン
身長:170㎝ リーチ:173㎝ サウスポー
比嘉大吾 WBO世界バンタム級1位
身長:161㎝ リーチ:161㎝ オーソドックス
身長差:9㎝ リーチ差:12㎝ サウスポーとオーソドックス
試合内容の予想としては、
やはり気になるのが身長差・リーチ差が非常に大きい点で、比嘉選手が中に入れないんじゃないかと思います。
バンタム級の身長:165~170㎝
フライ級の身長 :160~165㎝
武居選手はバンタム級の中でも大柄、比嘉選手はフライ級の中でも小柄。
この「距離」に対してどう克服するかが比嘉選手の勝利へのポイントでしょう。
逆に言うと武居選手は距離を潰されたらインファイトは比嘉選手に分があるでしょう。
ただ、もう1つ気になるのは武居選手がサウスポーだという点です。
比嘉選手の対サウスポーというと思い出されるのは現IBFバンタム級世界チャンピオンの西田選手との試合です。
西田選手が上手すぎたのもありますが、比嘉選手が小柄ということもあり長身サウスポーとは相性が非常に悪いでしょう。
西田選手は距離を取るのが抜群にうまいサウスポー。
武居選手は懐の深いタイプのサウスポー。
実は西田選手も身長170㎝なんです。
結果予想としては、武居選手の9~12R KO勝ちを予想します。
やはり「中に入れない」状態が続き、武居選手ペースで試合が進むと思いますので、
消耗しあった後半に、武居選手の独特の間合いからのパンチに反応できずにクリーンヒットとなるのではないかと予想します。
ただ、先にも述べましたが、中に入れれば比嘉選手が一気に有利になると思います。
武居選手の接近戦をあまり見たことがないので何とも言えませんが、
元世界チャンピオンの技術は並大抵のものではありませんのでボディで崩す可能性もあります。
お互いKO率の高いハードパンチャーですが、タイプの違うパンチャーです。
距離を取って独特の間合いで独特のパンチを放つ武井選手、
距離を詰めてガンガン当てていく比嘉選手。
非常に楽しみな1戦です。ボクシングファンの中ではこれがメインでしょう。
9/3を楽しみに待ちましょう。
Lemino BOXING
9/3(火):時間未定 会場:有明アリーナ
メイン :井上尚弥 VS ドヘニー
世界スーパーバンタム級4団体タイトルマッチ
セミ :武居由樹 VS 比嘉大吾
WBO世界バンタム級タイトルマッチ
3試合目:バロッソ VS 平岡アンディ
WBA世界スーパーライト級挑戦者決定戦
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OPBF・WBOアジア ウェルター級タイトルマッチ
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日本スーパーバンタム級タイトルマッチ